2024.11.25

グロービス経営大学院のKARTE導入事例

2024.11.25

グロービス経営大学院のKARTE導入事例

2024.11.25

グロービス経営大学院のKARTE導入事例

導入の背景

グロービス経営大学院は、日本最大の入学者数を誇るビジネススクールとして、将来のビジネスリーダーを目指す多様なビジネスパーソンに選ばれ続けています。しかし、大学院のホームページは情報量が多く構造も複雑で、ユーザーの行動が把握できないという課題を抱えていました。この課題を解決するために、2021年のサイトリニューアルを機にKARTEが導入されました。具体的には、「どれくらいのユーザーが、どのページを見たか」といった数字は把握できても、ユーザーがサイト内でどのように行動しているのか、詳細な動きを把握することが難しく、効果的なマーケティング施策を打てないという状況でした。 特に、高額な受講料のためユーザーが比較検討するために多くの情報を掲載していたことが、情報過多の一因となっていました。

導入の決め手

KARTEは、ユーザーのサイト内での行動を詳細に把握できるツールであり、ユーザーの動きを可視化することで効果的なマーケティング施策を検討できるようになる点が導入の決め手となりました。 グロービス経営大学院はKARTEを活用することで、ユーザーが求めている情報を分析し、適切な施策を実施することで大幅なCVR向上を目指しました。

導入の成果と今後の展望

KARTE導入により、グロービス経営大学院は「ユーザー起点の分析」が可能となり、ウェブサイト改善のPDCAサイクルを回せるようになりました。当初は試行錯誤が続きましたが、施策の効果検証と改善を繰り返す中で、成果を期待できる施策のパターンを特定することができました。 例えば、スタッフが大学院での学び方を紹介する動画ポップアップ施策では、一定期間、申し込みの約6%がこの施策経由という成果を上げました。 しかし、この施策はユーザー属性や行動を分析した上でのものではなく、再現性を担保できないという課題が残りました。

その後、KARTE Datahubを導入することで、Salesforceの顧客情報とKARTEの行動データを統合し、コンバージョン経路の分析が可能となりました。 この分析により、100ページ以上あるサイトの中から、コンバージョンに繋がる重要な6ページを特定。 そして、これらのページに注力して施策を実施することで、より効率的にCVR向上を図ることが可能となりました。 例えば、「入試概要」ページへの誘導ポップアップ施策では、大きな成果をあげています。

今後は、さらなる分析の深化と、他チャネルとの連携強化を図っていく予定です。 具体的には、現在注力している6ページ以外のページ改善や、広告など流入チャネル別の行動分析などを進めていく計画です。 これらの取り組みを通じて、ユーザーが必要としている情報を適切に提供し、事業にインパクトを与える施策の実行を目指しています。