背景

WEDは、レシート買取・お買い物アプリ「ONE」を開発・運営しており、ユーザーに楽しい消費体験を提供することを目指しています。同社は、ユーザーに質の高い体験を提供することに強いこだわりを持っています。しかし、従来のポップアップやバナーによる情報提供は、ユーザーの体験を損なう可能性があると考えていました。そのため、ユーザーが必要とする情報を適切なタイミングで提供する方法を模索していました。

決め手

WEDがKARTEを導入することを決めた理由は、主に「データ連携のしやすさ」「プロダクトの拡張性」「質の高いユーザー体験の提供」の3点です。

WEDのアプリ「ONE」は、ユーザー情報やレシート情報など、膨大なデータを保有しています。KARTEはこれらのデータと容易に連携できるため、事業にとって非常に重要な要素を満たしていました。また、WEDは将来的なデータ活用の幅が広がった際に、一つのツールで完結できることを重視していました。KARTEは、KARTE LiveやKARTE Datahubなど、必要に応じて柔軟に機能を拡張できる点も魅力的でした。

そして、WEDはアプリ運営において、質の高いユーザー体験の提供を何よりも重視しています。KARTEはユーザーの行動を分析し、適切なタイミングで適切な情報を提供することで、ユーザー体験を向上させることができると考えられました。

成果と今後の展望

KARTE for Appの導入により、WEDは新規ユーザーのリテンションレートを向上させることに成功しました。KARTE for App導入前と比較すると、インストール1週間後のリテンションレートが約7%伸びたのです。これは、「ONEモール」への遷移率向上施策が大きく影響しています。

WEDは、KARTEの活用を通して、ユーザー体験と収益性の両立を目指しています。具体的には、KARTE Datahubのデータを活用してユーザー一人ひとりにパーソナライズされた「ONE」を提供すること、そしてレシート購買データを活用してユーザーの潜在的な欲求やニーズを満たすような偶発的な出会いを生み出すことを目指しています。