2025.08.27

クラシルリワードにおけるKARTE導入事例

  • メディア・デジタルコンテンツ
  • KARTE Datahub
  • KARTE for App
  • 100名 - 500名
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2025.08.27

クラシルリワードにおけるKARTE導入事例

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2025.08.27

クラシルリワードにおけるKARTE導入事例

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導入の背景

クラシル株式会社が運営する買い物サポートアプリ「クラシルリワード」は、レシピ動画サービス「クラシル」のノウハウを活かし、アプリ1000万ダウンロードを超える大規模なサービスへと急成長しました。このサービスでは、移動やチラシ閲覧、レシート送信に応じてポイントを付与する仕組みを提供しており、そのビジネスモデルの一つにアフィリエイト事業があります。大規模なユーザー基盤に対して、一人ひとりのユーザーの属性や行動に合わせた最適な広告(アフィリエイト案件)を届けることが、売上最大化と、ユーザーにとって使いやすく満足度の高い購買体験の実現に不可欠となっていました。

導入の決め手

クラシルリワードが目指す良質な顧客体験の実現には、ユーザーセグメントの設計・管理における「柔軟さ」と、施策実行・改善の「スピード」が重要であると認識されていました。KARTEは、ユーザーの行動データに基づき柔軟なセグメントを設計できる点と、リアルタイムな施策実行や改善に強みがあることから導入が決定されました。開発観点からは、アプリのアップデートなしにネイティブ要素を変更できる「設定値配信」機能の活用により、ユーザーごとの出し分けが可能になり、かつ、そのための管理画面開発工数をほぼゼロに抑えられる点が大きなメリットでした。これらの特徴が、現場主導でPDCAを高速に回せる環境づくりに不可欠であると評価され、導入の決め手となりました。

導入の成果と今後の展望

KARTEの導入により、クラシルリワードでは開発とビジネスが一体となった高速PDCAサイクルが実現され、「まずKARTEで試す」という文化がチームに定着しました。具体的な成果として、KARTEで取得したアンケートデータや外部データを連携することで、ユーザーのニーズや好みに基づく柔軟なセグメントを作成し、ECサイト案件でのコンバージョン率を大きく改善させた事例が生まれています。また、広告配信のターゲティングにおいて、KARTEを柔軟なターゲティングを行うための「基盤」として活用し、GAM(Google Ad Manager)と連携して、詳細なユーザー行動に基づいた高度な広告配信を実現しています。これらの施策を通じて得られた最大の成果は、「改善サイクルの速さ」であり、数時間から1日単位での仮説検証が可能になり、効果が確認できた施策のみを本格的なアプリ実装に進めるという流れが確立されました。

社内ではKARTEの活用が深く浸透し、Slackなどの業務インフラと同様に欠かせないツールとなっています。今後は、チラシ閲覧やレシート提出など複数の「ゴール」機能をより深く活用し、各施策が事業に与える影響を可視化することで、より効果的な意思決定を目指します。また、現場の誰もが施策の仮説立てから検証、改善までをスピーディーに回せる環境を整え、KARTEを最大限に活用することで、事業を非連続的に成長させられる「グロース人材」を育成し、チーム全体が自律的に動ける組織づくりを目指していくとしています。

※本記事の情報は、2025年8月時点のものです。