2023.09.29

radiko(ラジコ)におけるKARTE導入事例

  • メディア・デジタルコンテンツ
  • KARTE Datahub
  • KARTE for App
  • 100名以下
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2023.09.29

radiko(ラジコ)におけるKARTE導入事例

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radiko(ラジコ)におけるKARTE導入事例

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導入の背景

国内最大級のラジオ配信プラットフォーム「radiko(ラジコ)」は、ユーザーが特定の番組の特定回だけを聴き、その後離脱してしまうなど、「ラジオ聴取の習慣化」が大きな課題となっていました。このライトユーザーの継続率向上が急務であり、アプリ自体の体験改善や機能追加だけでは不十分で、離脱したユーザーに再度利用を促す「アプリ外でのアクション」が不足していました。

また、社内のCDPには聴取ログと行動ログが蓄積されていたものの、これをアプリ外の体験向上に柔軟に活用できるツールが必要とされていました。2023年1月にはアプリの大幅リニューアルを行い、新規・休眠復帰ユーザーの継続率は向上したものの、UXの変化に戸惑う既存ユーザーからの批判の声が上がり、さらに良い顧客体験を生み出すための「超特定のユーザー」(Super Specific Who=SSW)の抽出と、その課題解決が新たな課題として浮上していました。

導入の決め手

radiko(ラジコ)がKARTEを選んだ理由は大きく3つありました。

一つは、CDPとの自動連携の容易さです。KARTEの「ジョブフロー」機能を活用することで、CDP内のデータを自動連携し、プッシュ通知やアプリ内メッセージの配信、分析に活用できるため、施策設定の工数を削減し、クイックな施策検証が可能だと判断しました。

二つ目は、SDKの実装やCDP連携、施策設定支援など、充実した活用サポート体制です。専任のカスタマーサクセス担当者による迅速なチャット対応や豊富なヘルプドキュメントにより、約1ヶ月で施策実施環境が整いました。

三つ目は、モチベーションが上がるKARTEの優れたUX(ユーザーエクスペリエンス)でした。デモで触れた際に、ユーザーの感情が表現されたインターフェースが「一人ひとりのユーザーをもっと知りたい」という気持ちを喚起し、導入後の継続的な改善活動を後押しすると考えました。

導入の成果と今後の展望

KARTE導入後、radiko(ラジコ)はCDP連携によるデータドリブンなアプリ改善と顧客理解を深化させました。KARTEのプッシュ通知機能でユーザー属性や使用状況に合わせた細やかな配信を実現し、各KPIへの貢献を確認。 また、アプリリニューアル後のCX向上のため、KARTEとアプリアップデートを使い分け、機動的な改善を推進しています。

特に、KARTE Message導入により施策の正確な効果測定が可能となり、PDCAサイクルを高速化しました。今後は、「Super Specific Who(SSW)」の特定と課題解決を通じて、顧客に真に価値のある体験を提供し、ラジオ聴取の習慣化をさらに促進していく方針です。

※本記事の情報は、2023年5月と2023年9月に公開された記事をもとにしています。