2024.11.25

再春館製薬におけるKARTE Blocks導入事例

2024.11.25

再春館製薬におけるKARTE Blocks導入事例

2024.11.25

再春館製薬におけるKARTE Blocks導入事例

導入の背景

再春館製薬は、長年、電話による通信販売や実店舗での顧客一人ひとりに寄り添ったサポートに力を入れてきました。主力商品である基礎化粧品「ドモホルンリンクル」は、30代~50代の女性を中心に、幅広い年齢層の顧客に愛用されています。近年ではECサイトの利用者が増加し、新規顧客の9割、全体では約半数がECサイトで購入するようになりました。しかし、ECサイトでは、電話や実店舗のようなきめ細やかな顧客対応が難しいという課題がありました。

さらに、再春館製薬のECサイトはフルスクラッチで構築されており、CMS化されていませんでした。そのため、キャンペーンの実施やサイトの軽微な修正であっても、システム部門に依頼して開発を行う必要があり、サイト改善のスピードが遅くなっていました。

このような背景から、再春館製薬は、ECサイトにおいても顧客一人ひとりに寄り添った体験を提供し、サイト改善を迅速に行うために、KARTE Blocksの導入を決定しました。

導入の決め手

KARTE Blocksの導入を決めた理由は、以下の点が挙げられます。

  • 柔軟性と迅速性: KARTE Blocksは、ノーコードでサイトのUI/UXを改善できるツールです。そのため、システム部門に頼ることなく、マーケティングチームが主体となって迅速にサイト改善を進めることが可能になりました。

  • 顧客データの活用: 再春館製薬は、すでにCXプラットフォーム「KARTE」を導入しており、顧客データが蓄積されていました。KARTE BlocksはKARTEと連携できるため、これらのデータを活用して、顧客一人ひとりにパーソナライズされた体験を提供できると考えました。

  • A/Bテスト機能: KARTE BlocksにはA/Bテスト機能が備わっており、複数の施策を比較検証し、効果的な施策を特定することが容易になりました。

導入の成果と今後の展望

KARTE Blocksの導入により、再春館製薬は以下のような成果を上げています。

  • サイト改善のスピード向上: 以前は月に2~3件しか試せなかった施策が、KARTE Blocks導入後は月に10~15件もの施策を実施できるようになりました。

  • 顧客体験の向上: 注文フローのパーソナライズや、マイページにおける季節のおすすめ商品の表示など、顧客一人ひとりに合わせた情報提供を実施した結果、遷移率や開封率が向上しました。

  • 社内連携の強化: KARTE Blocksの導入により、マーケティングチームだけでなく、お客様プリーザーや他部署からもサイト改善のアイデアが出てくるようになり、社内連携が強化されました。

今後は、KARTE Blocksの機能をさらに活用し、顧客一人ひとりの肌悩みに合わせたパーソナライズ体験の提供を目指していくとしています。具体的には、肌悩みアンケートの結果や閲覧履歴などを活用し、よりパーソナライズされた商品提案を行うことを計画しています。