導入の背景

ブリューアス（旧キラメックス）は、オンラインのプログラミングスクール「TechAcademy」を運営しています。同社は、受講検討者一人ひとりに寄り添い、決断を後押しするために2020年6月にKARTEを導入しました。

また、Webサイトの改善を外部の制作会社に依頼しており、修正に時間がかかっていました。そのため、市場の変化に対応したスピーディーなWebサイトの改善が課題となっており、迅速に改善を行うためにKARTE Blocksを導入しました。

導入の決め手

KARTE導入の決め手となったのは、その「使いやすさ」と「自由度の高さ」です。担当者はKARTEを実際に使用してみて、その操作性の良さと、実現したい施策を迅速に実行できる柔軟性に魅力を感じました。さらに、KARTE Blocksの導入により、Webサイト改修のスピードアップと詳細な効果検証が可能になりました。以前のA/Bテストツールでは、サンプリングデータによる検証しかできなかったため、詳細な分析が困難でした。KARTE Blocksでは、デバイス別など、より細かい単位での効果検証が可能となり、精度の高い分析が可能になりました。また、KARTE Blocksはスムーズな読み込み機能を備えており、以前のツールのように修正前のクリエイティブが一瞬表示されることもなく、顧客に余計な不安を与える心配もありません。

導入の成果と今後の展望

KARTEとKARTE Blocksの導入により、ブリューアスは大きな成果を上げています。ユーザーの行動に基づいた接客を実現し、無料相談の申し込み率向上に成功しました。例えば、相談の2ヶ月前から毎日サイトを閲覧していたユーザーや、相談後にサイトを何度も訪問するユーザーに対して、適切なタイミングでポップアップを表示することで、申し込みを促進しました。また、KARTE Blocksを活用したサイト設計のパーソナライズ化によって、申し込み率が向上しました。リード情報の有無でページの文字量を変えたところ、リードがないユーザーは文字量が少ないページ、リードがあるユーザーは文字量の多いページを好む傾向が明らかになりました。さらに、無料相談のLPでキャッチコピーを「プロのメンターに相談」「話したいことがなくても気軽に話してね」から「日頃の不安や悩みから脱出する第一歩を踏み出そう」に変更したところ、申し込み数が約143%に増加しました。動画で学べる編集スクール「MOOCRES(ムークリ)」のページリニューアル時には、KARTE Blocksを活用し、わずか1時間程度の作業で申し込み件数を200%に増加させることにも成功しました。

KARTE Blocks導入の大きなメリットとして、施策の権限移譲が挙げられます。マーケティング担当者以外のメンバーもサイト改修に参画できるようになり、施策の幅が拡大しました。その結果、3ヶ月間で100を超える施策を実行することができました。

ブリューアスは、KARTEとKARTE Blocksのさらなる活用を通じて、自己実現を叶えたい一人ひとりのユーザーに寄り添った接客を強化していくことが期待されます。

※本記事の情報は、2023年7月時点のものです。