(test)SansanのKARTE導入事例

  • BtoB
社名

Sansan株式会社

URLhttps://jp.corp-sansan.com/
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導入の背景

Sansan株式会社は、名刺管理サービス「Sansan」をはじめ、インボイス管理サービス「Bill One」や契約データベース「Contract One」といったBtoBサービスを展開しています。これらのサービスのプロダクトサイトにおいて、顧客理解とROI向上という2つの課題を抱えていました。

顧客理解の面では、ターゲットとなる顧客の業務や課題感を十分に理解した上で、自社サービスの価値を適切に訴求し、届けるための体系的な組織体制が整っていませんでした。 ROI向上については、限られた予算内で高い成果を出し、ROIを向上させていく必要がありました。

BtoBビジネスにおいて、プロダクトサイトは重要なチャネルであり、能動的に訪問するユーザーはすでに利用検討度が高い傾向にあります。しかし、サイト改善活動を単発で繰り返していく作業は、地道でリソースも必要とするため、繰り返していけば一定の成果が見込める「型」を作りたいという思いがありました。

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導入の決め手

これらの課題を解決するために、KARTEを導入しました。 過去に他ツールを導入したものの、リソース不足などで定量的な成果を出せず解約した経験があったため、今回は慎重に投資判断を行い、まずは「Sansan」のプロダクトサイトに導入し、テスト期間を設けることになりました。 テスト期間中に一定の成果を出せたため、「Bill One」や「Contract One」といった他のプロダクトサイトにも横展開していくことになりました。

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導入の成果と今後の展望

KARTE導入により、Sansan株式会社は顧客理解を深め、ROI向上を実現しました。

具体的な成果として、見積もり依頼フォームの改善が挙げられます。KARTE導入前は、ページ内に埋もれていた小さなテキストリンクだったものを、ポップアップでアピールしたり、ファーストビューのCTAとして大きく配置したりするなどの改善を行いました。その結果、該当フォームでのCV数が1年間で約10倍に増加しました。

顧客理解については、KARTEのセグメント機能を活用することで、閲覧ページごとにユーザーを細かくセグメント分けし、分析できるようになりました。 例えば、「機能ページ」を閲覧しているユーザーと閲覧していないユーザーをセグメント分けすることで、「機能ページ」を閲覧していないユーザーのCVRが低いことが判明した場合、サイト内にユーザーがつまづくポイントがあるという仮説を立て、コンテンツの出し分けなどの改善を行うことができます。

KARTE導入以前は、感覚や感性に頼って意思決定を行っていたものが、KARTE導入により定量化され、数値に基づいて判断できるようになりました。 また、マーケターだけでなく、デザイナーやエンジニアに対しても定量的なフィードバックを提供することで、同じ目線で施策に取り組めるようになったと感じています。

今後は、KARTEを導入した当初と比較してCV獲得数は増加しているものの、量だけでなく質の向上にも力を入れていきたいと考えています。 CV後の要因分析まで含めて、量と質を両立できるような施策の実施を目指しています。