2024.11.25

アルぺンのKARTEとKARTE-Message導入事例

2024.11.25

アルぺンのKARTEとKARTE-Message導入事例

2024.11.25

アルぺンのKARTEとKARTE-Message導入事例

導入の背景

アルペングループは、「スポーツをもっと身近に」というコーポレートスローガンを掲げ、スポーツ用品販売を展開しています。近年は、顧客ニーズの変化に伴い、デジタル戦略にも力を入れており、自社ECサイト「Alpen Group Online Store」やオウンドメディア「ALPEN GROUP MAGAZINE」を開設し、様々な施策を行っています。同社には「アルペングループメンバーズ」という会員プログラムがあり、その会員数は年々増加し、2023年には1,100万人を超えました。会員向けのマーケティングとして、会員の属性や購買履歴に合わせたメールやアプリでの情報配信に力を入れていましたが、膨大なデータ量ゆえにコストがかさみ、作業時間がかかるという課題を抱えていました。

アルペンは2017年からECサイトでKARTEのWeb接客機能を導入し、購買促進やパーソナライズに取り組んでいました。しかし、メール配信には別のツールを使用しており、配信数や保有データ量に伴う従量課金制のため、会員数の増加とともにコストが増大していました。そのため、より効率的に顧客に情報を伝えていくために、新たなMAツール導入を検討し始めました。

導入の決め手

アルペンがKARTE Messageを導入することを決めた理由は、主に以下の点です。

  • コスト面: KARTE Messageはメール配信数による課金のため、登録されたメールアドレス数に応じた課金と異なり、費用が抑えられる点が魅力的でした。

  • 工数削減: 会員情報を元にセグメント作成、メール配信にかかる時間を短縮できることが期待されました。KARTE Messageは、配信スピードも速く、セグメントの作成から配信設定までの作業がすぐに完了します。

  • データ連携: データウェアハウスとしてBigQueryを使用しているアルペンにとって、KARTE MessageがBigQueryとのデータ連携を容易にする点は大きなメリットでした。

  • サポート体制: SQLを書かなくても配信できるようサポートを受けられるなど、手厚いサポート体制が提供されていました。

  • UIの使いやすさ: MAツールの扱いに慣れていないスタッフでも使用できるよう、使いやすいUIが提供されていました。

導入の成果と今後の展望

KARTEとKARTE Messageを導入したことで、アルペンは多くの成果を上げています。

  • 作業時間の劇的な削減: 以前は24時間以上かかっていたセグメント作成の時間が10秒程度に、数時間かかっていた配信作業は半分の時間に短縮されました。

  • 顧客体験の向上: 「1ヶ月で2回以上同じ配信をしない」という制御機能により、顧客の不快感を減らし、受信停止を減らす効果が期待できます。

  • セグメント配信の高度化: オンライン・オフラインの購買データ、商品の購入履歴や購入金額など、多様な軸でセグメントを設定し、顧客に最適な情報を配信できるようになりました。

  • 社内連携の強化: 企画チームなどから「こんなことできる?」と相談を受けることが増え、企画の幅も広がりました。

  • OMOへの挑戦: KARTEとKARTE Messageの連携により、サイト内外でシームレスな体験を提供すること、オフラインデータの活用やOMOにも挑戦していく予定です。

アルペンは今後、KARTE Messageを活用して、会員様と深いコミュニケーションを重ね、顧客満足度をさらに向上させていきたいと考えています。具体的には、スポーツ用品の買い替えや買い足しの需要を先回りして提案するような施策や、1to1のコミュニケーションの拡充などを目指しています。