2024.11.25

TENTIALのKARTE BlocksとKARTE Message導入事例

2024.11.25

TENTIALのKARTE BlocksとKARTE Message導入事例

2024.11.25

TENTIALのKARTE BlocksとKARTE Message導入事例

導入の背景

「健康に前向きな社会を創り、人類のポテンシャルを引き出す。」というミッションを掲げるTENTIALは、ウェルネス関連事業を展開し、主力ブランドであるリカバリーウェア「BAKUNE」シリーズは大きな成功を収めています。同社はマーケティング活動においてスピードを重視し、顧客の声を迅速に商品開発や施策に反映することで成長を続けてきました。 しかし、ECサイトにおいては、顧客の離脱が多く、CVRが低いという課題を抱えていました。 また、顧客とのエンゲージメントを強化し、ブランドロイヤリティを高めるための施策も求められていました。

導入の決め手

ECサイトの課題解決を図るため、TENTIALはKARTE BlocksとKARTE Liveを導入しました。 KARTE Blocksは、ノーコードでWebサイトのUI/UXを改善できるツールであり、エンジニアの手を借りずにスピーディーに施策を実行できる点が決め手となりました。 また、KARTE Liveと併用することで、来訪ユーザーのサイト閲覧行動を動画で再現できるようになり、顧客理解を深められる点も評価されました。 一方、顧客との長期的な関係構築を強化するために、MAツール「KARTE Message」も導入されました。 顧客の行動データに基づいたパーソナライズされたメール配信が可能になる点、サイト内外の行動データを一元管理し分析できる点が決め手となりました。

導入の成果と今後の展望

KARTE Blocks導入により、ECサイト全体のCVRは約2.2倍に向上しました。 KARTE Liveによる顧客行動分析とKARTE BlocksによるA/Bテストの実施により、効率的なPDCAサイクルを回せるようになったことが大きな要因です。 例えば、商品詳細ページのカート位置を変更する施策では、一度目はCVRが低下したものの、仮説を修正し再検証することで最終的に14%のCVR改善を達成しました。 また、サイズ選びに迷う顧客向けに、身長と体重に基づいた着用感を示すコンテンツをKARTE Blocksで設置する施策では、効果検証を経て新機能として実装されました。

KARTE Messageの導入により、メールのクリック率が50%以上、リピート購入率が1.3倍に向上するなどの成果が出ています。 特に、品切れ商品の再入荷通知メールは開封からクリックに至る率が50%以上、クリックからのCV率も17%超という高い効果を示しました。 行動データに基づいたセグメント分けや、メール配信後の行動計測が可能になったことで、顧客一人ひとりに最適化されたコミュニケーションを実現できるようになったことが成果に繋がっています。

TENTIALは今後、ECサイトにおけるサイズ選びの課題解決に引き続き取り組み、感覚的にサイズを選べるUI/UXの開発を目指しています。 また、「世帯マーケティング」戦略のもと、2024年5月からロイヤルティプログラムを開始しました。 顧客の行動データと世帯内のギフト需要を組み合わせることで、より深い顧客エンゲージメントとブランドロイヤリティの向上を目指しています。